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 今回は病原菌の中では一番有名なうどんこ病について調べてみたいと思います。
庭木では樫の木によく被害がみられますが、侵す植物の種類が比較的多い病原菌です。
初め葉にうどん粉のような白いカビがほぼ円形に発生し、やがて葉の表裏全面に広がります。
菌の種類により、褐色から紫褐色〜黒褐色になるものもあります。
 うどんこ病は糸状菌の寄生による病気ですが、このうどんこ病の糸状菌は活物寄生といって、生きている植物にしか寄生しない性質を
もっています。発病時期は5〜7月頃と9〜10月頃の年2回ですが、比較的低湿度の乾燥状態を好むので、から梅雨の年などに
多発すると言われています。
※写真の木は「まさき」という木です。
 感染形態は被害葉上で菌糸の状態で越冬し、翌春、分生子を形成して飛散させるものや、子のう殻を形成して土中で越冬し、
翌春、この子のう殻から子のう胞子が飛散して感染するものとに分けられます。
 ここで糸状菌の生態について少し調べてみたのですが、そもそも糸状菌とはカビのことです。
カビは菌糸という生態の時と、飛散感染するための胞子という生態の時に分けられます。
胞子はさらに生態の違いによっていろいろ名前があります。例えばうどんこ病の場合、「分生子・子のう」どちらも胞子です。
 一番効果的なのは被害葉をできるだけ除去するとともに、病落葉も大きな伝染源となるのできれいに掃きとる。
我々植木屋などは、樫の新芽が少し出た時期に感染した古葉をすべてもみあげたりします。
 薬剤防徐としては、まず冬期(2〜3月)の石灰硫黄合剤60〜80倍液が有効です。
生育期間中はミラネシン水溶液1000〜2000倍、モレスタン水和剤2000〜3000倍、バイレトン水和剤5の1000倍、サプロール乳剤1000倍
などを6月〜9月頃まで(盛夏の8月は除く)月2回程度散布します。
この時単一農薬の連用は避けるようにします。
  ●春先一番に現れるアブラムシ
  ●今年気になる病原菌
  ●今年気になる病原菌『ごま色斑点病』
  ●不思議な害虫『アオバハゴロモ』
  ●サクラケムシ(モンクロシャチホコ)
  ●オオスカシバ
  ●ハダニ
  ●すす病
  ●マツノザイセンチュウ
 
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