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笹原園のTOP > 造園豆知識 > 植木の病害虫とその駆除方法 |
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今回は害虫ではなくて、菌類による樹木の病気で最近被害の多いものを取り上げたいと思います。
それは「ごま色斑点病」というやつです。植物を侵す病原菌は大きく分けて三種類になります。
ウイルスと細菌と糸状菌(カビ)です。中でも糸状菌による被害が最も多く、4000種以上あると言われています。
その代表的な病気の一つに斑点性障害というのがあります。その一つにごま色斑点病があります。
初め葉の表面に赤黒い斑点が出来て、それが次第に広がって葉全体が赤黒くなったら落葉します。
この病気はカナメモチに多く発生しています。(他にはシャリンバイ、カリンなどにも)
カナメモチは生け垣に多く使われている木で、最近多く使われているレッドロビンは問題ないのですが、昔から使われているベニカナメモチは、
ほとんどと言っていいくらいこの病気に侵されています。
ではなぜそこまで伝染してしまったのか?もともとベニカナメ自体がこの病気が発生しやすい木だったのと、手入れの際、鋏で刈り込むわけ
ですが、その鋏に菌が付着して伝染を早めた可能性もあります。
基本的に樹木に関しては、まるっきり健全な木はほとんど無いと言っても過言ではありません。
必ずと言っていいほど何かしらの害虫や病原菌に侵されています。その症状がひどいか、ひどくないかの違いです。
我々植木屋も害虫に関してはまめに薬剤散布をするのですが、菌類に関してはよほど被害が大きくならない限りそのままにしてしまい
がちです。害虫は一度の散布で効果が出るのですが、菌類は一週間〜10日おきくらいに数回の散布が必要となります。
それをさせて頂くのはなかなか難しいご時世です。(これは我々の言い訳かもしれません) |
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まずは発病した葉を取り除く、出来ればすべてとりたいくらいです。落ち葉もすべて掃きとる。
これらの作業が一番大事です。落ち葉からも再感染します。あとは薬剤散布になるのですが、この時、木だけではなく、その下の土にも
散布が必要です。土中にも菌はいます。薬はダコニール1000(1000倍)、トップジンM水和剤(1500倍)、ベンレート水和剤(2000倍)、
いずれかを一週間〜10日おきに数回の散布が必要です。散布の時期は新芽が出てすぐくらいからが効果的です。 |
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