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笹原園のTOP > 造園豆知識 > 植木の病害虫とその駆除方法 |
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今月は今の時期に発生する病気はほとんど見られないので、夏〜秋にかけて発生し、そのままの状態で病状が残っているものを
取り上げたいと思います。
暮れにお伺いしたお客さんの庭にクチナシがあるのですが、夏に伺った時は何んとも無かったのに、一面すす病に!
かなり重症なので、年明けの寒肥の時に薬剤散布をさせて頂くことにしました。
すす病はおもに葉に発生する糸状菌によるものですが、枝、幹、果実にも発生します。
高温を好むため7〜9月に多発します。すすが着いたように黒色で粉状のカビ(糸状菌)が着き、これが次第に葉全面を覆い、
煤煙をかぶったような状態になることからこの病名がつきました。
発生原因は、カイガラムシ、アブラムシなどの吸汁性害虫の排泄物に、糸状菌が空気感染して、腐生菌として繁殖する腐生性のものと、
吸汁性害虫とは無関係に、植物体の組織より直接栄養を吸収する寄生菌による寄生性のものとに分けられます。
この病気のほとんどは、カイガラムシやアブラムシなどの吸汁性害虫の分泌物に依存する腐生性のものですが、今回は葉だけではなく、
枝にも発生し、樹全体に均一に発生しているので寄生性のものも含まれているような気がします。
いずれにせよこのままでは木の生育によくないし、なにより美観を損なうので、きちんと処置をしなければいけません。 |
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まずカイガラムシ、アブラムシ類の防除が大きな課題ですが、これらの害虫は幼虫発生初期の4〜6月にカルホス、スミチオンなど
各乳剤の1000〜1500倍液を散布します。
今の時期はすす病菌そのものに対しての対策として、ジマンダイセン500倍液、トップジンM1500倍液などを10日から2週間おきに
散布します。 |
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