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■2014年5月のコラム
  靖国の桜
散る桜 
  重ねて思う 我が生命 
    あと幾年と 指折り数える
 5月に入り桜が散り終わって、桜の木々には新緑が
でてきました。桜を見るとワクワクしたり楽しい気持ちになる
人がい多いと聞きますが、僕は悲しく、寂しい気持ちになります。
わずか数日の満開の時だけしか見向きをされず、あとは毛虫や
落ち葉で嫌われ者にされてしまう。
こんな悲しい思いをさせてしまう、あまりにもわがままな人間の
感情を目でも教えてくれる植物は桜だけではないでしょうか?
 そして、この一瞬の時だけ輝くのも、人間も同じものだと
思います。
死人に口なしといいますが、死んでから賞賛されるのも、
また悲しいものです。
 桜の寿命も人間に近く、60年ぐらいだというのも、感情移入して
しまう理由かもしれませんね。
今年は、やっと、願いが叶って、初めて靖国の桜を見ることが
出来ました。
靖国に
  眠りし御霊 手を合わせ
    共に眺める 散りし桜を
 
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