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■2013年9月のコラム
  十五夜(中秋の名月)の由来
 ♪うさぎ うさぎ 何見て跳ねる〜の歌いだしで歌われる十五夜お月様。
 旧暦を使用していた時代は(1872年頃まで)、月の満ち欠けによっておおよその月日を知り農事を
行っていました。一説によると、欠けたところ の無い満月は、豊穣の象徴だったそうで、十五夜の
満月の夜は豊作を祈る祭の行われる大切な節目でもあったようです。
また、9月頃に収穫される 「芋」をお供えすることから「芋の名月」とも呼ばれています。
 現在では、満月のように丸い月見団子と魔除けの力があるとされたススキを伴えるのが一般的な
「十五夜スタイル」です。
また、地方によってはこの 日だけは、他人の畑の作物を無断で取っても良いとか、子どもがお月見の
お供え物を盗んで良いとする風習もあるそうです。
 中秋の名月を鑑賞するという風習は、中国では唐の時代から
知られており、これは後に平安時代の貴族の間に取り入れられ、
武士や町民へと次第に広 まって行きました。
そして現在の「お月見スタイル」になっていったようです。
 この夜の月を「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」と呼びます
が、「仲秋の名月」という表現もあります。これだと「陰暦8月の
月」を指し、 十五夜の月に限定されなくなります。
「仲秋」とは、秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同
9月)の3つに区分した場合、旧暦8月全体を指します。
対して「中秋」とは「秋の中日」=陰暦8月15日のみを指すことに
なります。
 加えて、中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないことを「無月
(むげつ)」、中秋の晩に雨が降ることを「雨月(うげつ)」と呼び、
月が見えないな がらもなんとなくほの明るい風情を賞するものと
されます。また、俳諧では8月14日〜15日、16日〜 17日の夜を
それぞれ「待宵(まつよい)」「十六夜(いざよい)」と称して、名月
の前後の月を愛でます。
 秋分は北半球では、太陽と月の角度により、月の(地球から見た)位置が観月に最も適していて、
秋分は旧暦では旧暦8月にあたります。実際の新暦 での日付は、秋分(9月23日ごろ)の前後半月の
1か月の期間の中で変動します。
 しかし、日本の関東以西では、この時期、晴天に恵まれる確率は低いのが事実です。
南米の日系人社会でも、日本と同様に十五夜の月を中秋の名月として観月しますが、南半球では
春であり、月の位置も観月に適していません。
 十五夜の日は満月の日に近い日ではあるが、必ずしも両者は一致するものではなく、むしろ異なる
場合の方が多い。その差は最大で2日である。

 ベトナム、香港、台湾などにも似た習慣はあるようですが、静かにお月様に感謝の意を持って拝み、
観るのは日本だけのようです。
 
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